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Zoe Fenne Bavis

ロンドンを拠点に、ジュエリーデザイナーとフォトグラファーとしてマルチに活動するZoe。

彼女が手がけるジュエリーは、静かで落ち着いた表情を持ち、身につける人の日常にそっと寄り添う存在だ。


再生銀を用いた制作など、サステナビリティへの意識も彼女のものづくりにおいて欠かせない要素のひとつ。

今回のインタビューでは、Zoeがジュエリーを通して何を思い、どんな価値観を大切にしているのか。その思想や制作へのこだわりに迫る。



このブランドを始めたきっかけは何ですか?


Nowhere Soon Studioは、「時間を追いかけるのではなく、時間を止めるようなものをつくりたい」という思いから始まりました。

ゆっくりとしたものづくりのプロセス、そして金属とフォルムが持つ親密さに強く惹かれていたことが原点です。


目まぐるしく移り変わる現代のなかで、長く寄り添えるものをつくりたいという

想いが、このブランドを形づくっていきました。


ブランド名にはどんな意味がありますか?


ブランド名は、「立ち止まることを思い出させてくれるもの」です。

物事の間にある、まだ形を持たない静かな空間にある「間」の時間を大切にすることを表しています。

焦らずに動くこと、目的地ではなく旅そのものを楽しむことを伝えています。



デザインやジュエリー作りにおけるこだわりは何ですか?


私たちは、品質とサステナビリティを何よりも重視しています。余分なものをそぎ落とし、本当に大切なものだけを残すこと。

すべてのジュエリーは、強さと静けさを兼ね備えるようデザインされており、精密さと手作業ならではの自然な質感とのバランスを大切にしています。

ブランドの哲学は「少なくデザインし、多くを意味する」に根ざしています。

また、銀製品はすべて、医療用NHSのX線フィルムから回収したリサイクル銀を使用しており、公正に採掘された金や環境に配慮したパッケージも取り入れています。



デザインのインスピレーションはどこから得ていますか?


私たちのインスピレーションは、感情や静かな空間、見過ごされがちな質感や建築から生まれます。

私たちは日常的な観察を通し、デザインを形にしています。



特にこだわっている素材や技術はありますか?


私たち使用している主な素材はリサイクルメタルです。

伝統的なベンチ技術やワックスワークを用い、手で成形・鋳造・ハンダ付けを行います。仕上げの過程でも作り手の手仕事の跡を残すことにこだわっており、手の痕跡こそが作品の物語の一部となると考えています。


新しいコレクションを作るときのプロセスを教えてください


私たちの制作は、スケッチから始まるのではなく、まず感覚や気持ちからスタートします。そこからワックスや金属で試作を行い、素材の反応や表情に耳を傾けながら形を作っていきます。デザインと実践を行き来し直感的でゆっくりとしたプロセスです。



今後挑戦したいデザインやコラボレーションはありますか?


私たちは、ジュエリーとオブジェの境界を探る作品に興味があります。身に着けることもでき、空間でも存在するようなピースです。また、陶芸やサウンドなどの分野で活動するアーティストとのコラボレーションも、私たちの感性に合う挑戦だと考えています。



ブランドとして目指す、未来像は何ですか?


Nowhere Soonは、ジュエリーコレクションに加えてホームウェアを展開したり、他のアーティストやデザイナーとのコラボレーションを拡大したりしながら成長していきたいと思っています。

 
 
 

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